飛行機で嘔吐した

先日、福岡に旅行に行った。

特に何か目的があったわけでもなく、ANAがセールやってるからなんか適当に取るか〜と思っていい感じの時間の便が取れたのが羽田福岡間だったから。

travel.watch.impress.co.jp

往路は平日の金曜日で、復路が日曜日だったから、往復で1.7万円。安い。とりあえず行くに限る。

2泊3日。

一日目の到着したらもう夜で、福岡市内に住んでる知人(+知人の彼女さん)と中洲川端駅付近で晩ごはんを食べた。ちょっと汚いお店だったけど、生牡蠣があったから食べた。その後すぐそばのホテルで就寝。ホテルは古いビジホをリノベした感じのところで、ちょっとおしゃれだったけど狭いしサービスは微妙だった。素泊まり。

二日目は天神エリアで朝ラーメンをキメた後、太宰府に行って天神さんにお参りして九州国立博物館を回った。日が傾いたら福岡市内に戻って、中洲の屋台で少し食べたりちょっと歩いて川端通商店街で餃子やごまさばとか食べてベタな福岡観光をした。グランドハイアット福岡に泊まった。クレカの特典のタダ券(アメックスプラチナのフリーステイギフト)を使えた。ちょっと小腹空いてたからホテルのルームサービスでサンドイッチ頼んで食べたりしてから寝た。

三日目、ホテルのルームサービスの朝食をおなかいっぱい食べた。チェックアウト時間ギリギリまでホテルの部屋内でゴロゴロした後、福岡空港に。福岡空港にラウンジいくつかあってそのうち一つに行ったけど、いつものように三井住友プラチナプリファードを提示したら非対応と言われた。VISA全般はダメらしい。アメックスプラチナでいけた。同伴者も1人いけてよかった。日本国内だとアメックスより三井住友VISAのほうが対応ラウンジ多い印象だった(いま調べても合ってた)けど、こういう逆パターンもあるのかと勉強になった。

帰路のフライト、着陸まで30分くらいのところでちょっと気持ち悪くなってきた。まあ吐くことはないかなあと思い当初ぼーっとしていたものの、着陸準備の高度で揺れが激しくなってきてより一層気持ち悪さが増してきて、胃から不快感が沸き起こってきた。さらに日曜日昼過ぎという時間帯で滑走路が混んでおり、揺れる高度の時間が長引き、これはやばいと冷や汗かいてきた。嘔吐は我慢できるだろうけど一応…と思って座席ポケットの紙製のゲロ袋(エチケット袋?)の口をピリピリ破ったりして準備してた。それは結果として正解で、本当に着陸3〜5分前くらいのところで嘔吐した。初めて飛行機内で嘔吐した。なるべく周囲に迷惑かけないよう、ゲロ袋と顔を密着させて匂いがもれないようにした。同行者に確認したら匂い漏れてないとのことでよかった。しかしボチャボチャ音は周囲の席に聞こえてしまってたと思う。非常に申し訳ない。前日夜と当日朝にかなり飲み食いしてしまったのが仇となり、かなりの量出た。一方であのペラッペラの紙製ゲロ袋は思ったより頑丈で、破れたり漏れたりする気配はなかった。素晴らしい。一区切りついてちょっと落ち着いた後、ティッシュで口を拭って袋を閉じた。袋はほのかに暖かかった。胃の中って暖かいんだなあ。また一つ賢くなった。

一通り吐いて、一周回って清々しい気持ちだった。一応最後の方までまってから降機した。ゲロ袋をそのまま持っていくのもアレなので、持つ人の手が汚れないよう二重にした上でゴミ回収している客室乗務員さんに渡した。その際、「大丈夫でしたか?お洋服など汚れませんでしたか?」(=恐らく「お前、飛行機内の座席や床とか汚してへんやろな?」の意)と訊かれたが、爽やかな笑顔で「大丈夫です!こぼさず綺麗に吐けました!」と回答したら、綺麗に吐くってなんやねんと同行者に突っ込まれた。

飛行機乗るまでは全然気持ち悪くなかったし、ラウンジではジュースをがぶがぶ飲んでいたレベルのため、そこそこ揺れる機内でアニメ観てたことが原因かなあ〜くらいに思ってた。本当の地獄がここからとは知らずに…。

羽田から、同行者というかお付き合いしている彼女さんの家に泊まった。うちも大概羽田から近いけど、彼女さんはそれよりもっと近いところに住んでるため、とりあえず流れで彼女宅にいった。到着後、嘔吐して普段使わない筋肉使ったからかちょっと疲れているような気がしたから、まだお外は明るい時間だったけど横になった。そこから5〜6時間ほど経って、気持ち悪さで目が覚め、トイレに駆け込み嘔吐した。ここでようやく、「ただの乗り物酔いではない」という可能性が浮かび上がってきた。よくよく考えたら、同行者かつ同じものを食べていた彼女さんも自分ほどではないが胃腸の調子が悪い旨を訴えていたのである。やや汚いお店での生牡蠣とか、中洲の屋台とか、思い当たりがありすぎた。ドカ食いしていて、本当に何が原因か分からない。ただただ気持ち悪く、しんどくて頭が動かず何も考えられなかった。うなされながら一晩を過ごした。

翌日月曜日の朝、彼女さんに促されて体温を測ったところ、38度をこえていた。完全に食あたりである。月曜日であったが、家でおとなしくするように言う彼女さんの出勤を見送り、自分はずっと横になってた。まだ頭はぼーっとするし、仕事どころではないため関係各所に体調不良の旨連絡した後ずっと横になっていた。昼過ぎくらいになると、吐き気はやや落ち着いては来たが、代わりに下痢、それもかなり液体のものがでるようになってきた。かなり緩くて不意に出るから一回漏らした。体のだるさや発熱は相変わらずだった。とりあえず明日(火曜日)も動けなさそうな可能性が高まってきたため、仕事用のPCを彼女さんに取りに行ってもらった。夜には経口補水液とかゼリーとか買ってきてもらって、あったかいスープ作ってもらったから食べた。食欲はなかったけど、おいしかった。圧倒的感謝…。

火曜日、朝になるともうだいぶん楽になってた。発熱もおさまってた。頭もはっきりしだした。でも少なくとも午前中のうちまで下痢(1時間に一回くらいの頻度で液体が尻から出てくる)が続いており、電車に乗って移動がしんどいため、彼女宅で仕事をした。お昼には食欲湧いてきて、買ってきてもらってたゼリーを美味しく食べれた。夜には本調子とも言えないが下痢も収まり、彼女さんに作ってもらった固形物のご飯も食べることができた。おいしかった。

水曜日の朝には完全に復活できた。一人で家に帰れた。勢い余って夜には劇場版のコナンを彼女さんと観に行った。


それから一週間以上経ったけど、ちょっとした絶食のおかげか胃が小さくなって、前ほど食わなくなった気がする。

これをきに少食生活しようかな。