インドいってきた。
渡航手段
ANAマイルの特典航空券で行った。行きはビジネスでNH813(羽田→香港)便、AI315(香港→ニューデリー)便の香港トランジット。
AI315便は悪名高きエアインディア。つい先月くらいにエアインディアの事故を揶揄してた若い女性のYoutuberが炎上していた記憶がある。とにかく機内はやかましいとかなんとか。今回はビジネスクラスだったからか、そういったことはなかった。搭乗時、自分の席に中国人のオッサン*1 が座っていたことと、ディスプレイが壊れていたこと*2 と、180度リクライニングできるはずの座席が160度くらいで止まってしまったこと*3 と、トイレが壊れていたこと*4 と、座席コンセントが壊れていたこと*5 は、さすがエアインディアやなと思った。ビジネスクラスなのにインターネットにつながる機内WiFiが無いのは古い788*6 だからで、たぶん789はあるんちゃうかな。しらんけど。
ニューデリー
到着日の2026年3月4日のデリーは、ホーリー祭というのが行われていた。知らなかった。地下鉄は14時半まで運休とのことで、Uberでコンノートプレイスまで向かった。1500円くらいした。コンノートプレイスは外資系のきれいなお店が多くあって、KFCやマクドがあるからそれなら食えるだろうという算段ではあったが、それらもホーリー祭でお休みということだった。酒屋が空いてたから、夜飲むようの缶ビールを買った。おつりが少なかったから指摘したらヘラヘラ笑いながら適切なおつりが帰ってきた*7 。とりあえず宿があるパハールガンジまで歩いた。途中、「ハッピーホーリー」と笑いながら叫ぶ少女に水風船を投げつけられ、僕の顔面に直撃した。上半身がびちゃびちゃになった。空腹と疲れで、「ハッピーホーリー」という言葉をとてもポジティブには受け取れなかった。ポケットに入れてた旅券と財布が汚れんかっただけよかった、自分は幸運やなと思うことにした。
宿はパハールガンジの Hotel Hari Piorko というところにいった。3000円くらいで、温水が出るシャワーとエアコンと冷蔵庫がある。部屋で晩酌したい人間としては、冷蔵庫がある宿がなかなか見つからなくて困った。ここはちゃんと使える冷蔵庫があって助かった。コンノートプレイスの酒屋で買ったビールを冷蔵庫に入れ、荷物を置いて街にくりだした。
パハールガンジも多くの店が閉まっていた。お腹が空いていたからしっかりターリー*8 を食べたかったが、唯一営業していた軽食屋で、ハンバーガーを食べた。虫がにぎやかに飛び交う店先で、豪華に生野菜*9 もふんだんにはさみこまれたバーガーは、最終的にゴミ箱の横に挟まれていた謎の紙で丁寧にラッピングされて提供された。空腹もあり大変美味しく感じた。この店のお兄さんは店先のメニュー表通りの値段しか請求せず、500ルピー札を出しても嫌がらず正確な釣り銭を返してくれたから、なんというかめっちゃ癒やされた。あとお腹は壊さなかった。
ニューデリー駅周辺は詐欺師が多いと聞いていた。実際多かった。「ハロー」とか「こんにちは」とか「どこからきましたか〜」とか「チケット持ってますか!持ってないと通れませんよ!(大嘘)」とかわりと流暢な日本語で声かけてくる。全員詐欺師。無視してたら8割はすぐどっかいった。そのままついてくるやつも無視してたら大丈夫だった。滞在中に一人だけ、それでもめっちゃついてきて肩触ってくるやつがいたから、「話しかけないでいただけますか、触らないでもらえますか、あなたは詐欺師であると存じ上げております。」を最大限汚く変換した言葉で怒鳴ったらそれ以上はついてこなかった。
その後の滞在含めてニューデリーというかパハールガンジ周辺ではぷらぷら歩きながら屋台で夢だった素焼きの容器のチャイ飲んだり、サモサ食べたり、ジャレビ食べたり満喫した。楽しかった。でももうニューデリーは行かなくていいかなと思った。うるさくて疲れる。
アグラ
ニューデリーからの日帰りツアーで、タージマハルに行った。
アグラまで列車で行くという手もあるが、今回は日程的に余裕がなかったから遅延リスクの低い、車で回ってくれるツアーを手配した。一日運転手さんと日本語が喋れるガイドさん*10 がついて1万8千円くらいだった。日本で同じような観光タクシー1日借りるとその3倍はするから、安い。
デリーからタージマハルがあるアグラまでは、高速道路使って約3時間。往路も復路もそれぞれ2回ずつ、サービスエリア的なところで運転手さんが休憩をいれてきた。安全運転のために休憩は大事ですからね。最初の休憩地点で、早朝だったせいかトイレが閉鎖されていた。どうするんかなと思ってたら、横の茂みで運転手さんが立ちションし始めた。最高。
タージマハルはきれいだった。中もきれいな石細工で埋め尽くされており、入った価値があると思った。ガイドさんが一生懸命日本語で説明してくれた。8割くらい聞き取れた。異国の地で日本語を勉強している人はなんとなく応援したくなる。
朝焼けタージマハル
ガイドさんがいたおかげで、入場の手続き*11 は滞り無く済ませることができ、それの行列もパスできた*12 。インドにしては高額なツアー料金ではあったが、その価値はあったと思う。
アーグラ城は、外からざっと眺めた。中は汚いらしい。
ツアーでマッサージとかお土産の大理石販売店とか勧められたが、やめておいた。知らないインド人に体触られまくるのは嫌すぎるから金もらってもやりたくない*13 し、大理石はどうせ買わないから。
ツアーはViatorで購入した。ツアー終了後に、しつこく高評価レビュー書いてくれと言われた。ツアーの説明にはタージマハルの入場料が含まれると書かれていたにもかかわらず、当日ガイドさんに1300ルピー取られたから、高評価はつけなかった。
ニューデリーからバラナシ
ニューデリーからバラナシへの移動で、寝台列車に乗った。Sudah Duronto Express という列車だった。ニューデリー出発時には既に30分遅延しており、最終的に2時間遅延し、Pt. Deen Dayal Upadhyaya Jn. (DDU)駅に到着した。
1等寝台に乗った。車内ではペットボトルの水と食事が出た。食事代は乗車するための料金に含まれるらしい。温かいカレーとチャパティと米とスープという内容だった。美味かった。お腹は膨れた。ビールが飲みたいなと思った。でも車内飲酒は禁止らしい。
1等とはいっても一人用の部屋はなく、しらんインド人のオッサンと相部屋になった。軽く雑談したりした。この同室のインド人のオッサンは、このインド旅行の中で出会ったインド人の中で最上級レベルで礼儀正しかった。さすが一等寝台。ただ音について非常にルーズな民族性に変わりはなく、照明消してグンナイと言い合った後に平気な顔してスマホのスピーカーで音出しながら動画観ていた。ぼくは気にならず朝まで爆睡できた。
バラナシ
DDU駅から市街地へはUberで手配したオートリキシャ*14 にした。Uberで手配したのに手渡し現金決済とのことで、Uberの意味ないやんけと思った。リキシャに乗るときは毎回、あとで値段を違う値段と言われたら困るから、値段をその場でメモ帳に書いてもらった。
Dr. Rajendra Prasad Ghatあたりをぷらぷら散歩した。大気汚染?砂埃?でモヤっとした空気のなか朝日に照らされるガンジス川はなかなか幻想的だった。沐浴している人がたくさんいて、自分も手だけちょっと水につけてみた。なんかぬるかった。バラナシのガンジス川は臭いとよく聞いていたが、匂いは気にならなかった。ガンジス川に至るまでの道に牛の糞がたくさん落ちていてそれの匂いで鼻が慣れたからかもしれない。
バラナシのガンジス川
そのへんに座って、ガンジス川をぼーっと眺めたりして1時間くらい過ごした。
休憩がてら、Aadha-Aadha Café というホテルの最上階にあるレストランに行った。パンケーキを食べた。ふつうのパンケーキだった。トイレがきれいだった。窓には格子があったが、それ越しにガンジス川を眺めることができた。風が通って快適な空間だった。30分くらいのんびりしてたら欧米人の団体客が来てうるさくなったから出た。
ジョジョ3部で言及されている、「久美子の家」というホテルの前にいった。いまは久美子さんは引退されているらしい。ガート沿いのでかい建物だった。
Sushi Cafe And Continental Restaurant という日本食があるお店に行った。「スペシャル ラーメン」とやらを頼んだ。麺はふにふにだった。スープは薄味で、出汁の味はなかった。ラー油の味がした。
オートではないリキシャに乗ってみた。お兄さんは地図が読めないらしく、僕が見せたスマホの地図を通りがかりのインド人?に見せて道を聞いていた。結果として行きたい場所と全然違うところに着いた。言ったところと違うんやけどと言ったら、ぼくが道案内することになった。サービスとしては最悪ではあるが一生懸命チャリを漕いでくれたしなあと思って50ルピー札をチップとして渡そうとしたら、お兄さんは50ルピー札を突き返しながら「ワンハンドレッド!」と叫びだした。面倒くさくなって50ルピー札を取り返して目的地に向かって歩いた。やっぱ50ルピーでもええからくれやみたいなことを喚いていたが、無視した。交渉下手すぎるやろ。
インドのバーガーキングで羊肉、マトンのバーガーが食えると聞いて、Tulsi Complexというショッピングモール?のバーガーキングに入った。マトンバーガーは無かった。チキンはあった。別にそんなにおなかすいてなかったら、ほなええわということでVaranasi Jn. (BSB)駅に向かった。
BSB駅には、有料のラウンジがあった。静かだった。リクライニングできるソファ席で、2時間寝た。起きたら隣に小銃*15 を抱えた軍人さんが休憩していた。
バラナシからニューデリー
インドで珍しく動力分散型の電車の長距離列車、Vande Bharat Express に乗った。BSB駅には1時間前に入線し、のんびり清掃が行われ、20分前くらいに乗車できた。Vande Bharat Expressについては、列車設定時に、日本の東海道新幹線の折返しの高速な清掃体制「7分間の奇跡」を見習ってどうのこうのみたいな記事をインターネットで読んだが、まあ無理だったんだろう。
2クラス制の列車で、上級クラスのExecutive Classの席に乗った。隣のインド人が無限に喋りかけてきた。26歳で、彼女募集中らしい。日本のアニメが好きで、コードギアスとかエヴァとかが好きらしい。日本の景色を見せてくれと言われ、適当に何枚か写真を見せた。秋の紅葉が特に好きらしく、昨年秋に行った有馬温泉の写真を見せたら、大層よろこんでいた。ITエンジニアになって、いつか日本で働きたいらしい。
乗車直後の飯は、できあいのお菓子、サモサ、スープ、インスタントのおかゆみたいなやつ*16 とかが出た。これも料金に含まれているらしい。美味かった。
しばらくしたら晩飯が出てきた。寝台列車ででてきたメニューとほぼ同じ内容だった。隣の席のインド人にきいてみたら、インド国鉄のディナーは全部おなじやねんとのこと。美味かったので良い。
23時ちょうど着の予定から10分ほど遅れてニューデリー駅に着いた。Vande Bharat Expressは低遅延なことで有名らしい。助かる。
パハールガンジのホテルに戻り、フロントでビール飲みたいんやけどって言ったら、「そのへんのバー行くしか無い。でもぼったくられたりするからおすすめしない。」みたいなことを言われたからやめた。おとなしく寝た。
帰国
最終日、パハールガンジ周辺を散歩してチャイ飲んだりしたあと特にやることもないからニューデリー空港に向かった。地下鉄を利用した。窓口でQRコードのペラいきっぷを買って、乗車した。まあまあきれいだった。
インドの空港は入るのに検査があるということで怯えながら入った。余裕をもってフライト6時間前*17 に行った。印刷しておいたeチケットお客様控え(EMD)と旅券を見せたら入れた。意外とさくっと入れた。やっぱ早く来すぎたわと出ようとしたら怒られた。一回入ると出られないらしい。意味わからん。コスタコーヒーで謎のバーガー食べたり、ベンチに座ってネトフリ見たりして時間過ごした。
ANAのチェックインカウンターはフライト4時間前くらいに開いてた。たまたまかな。
出国審査が地味に長かった。一人5分くらい時間をかけてた。なんの意味があんねんと思った。保安検査では、前に並んでたインド人が大量のお菓子を持ち込んでいて、保安検査の人になんか怒られてて時間をとられた。預け入れせんかい。
チェックインカウンターでインビテーションのチケットを貰った、 Encalm Privé Lounge に行った。シャワーがきれいで飯がうまくて*18 、インドの酒*19 があってよかった。酒はカウンターで注文する必要があるスタイルで面倒くさかった。WiFiは、機械にパスポートをスキャンさせてパスワードを発行してもらう方式だった。フランスのパスポートを片手にその機械の使い方を聞いてきた老夫婦の喋る英語がめちゃくちゃおフランスな訛り方をしていてオシャレに感じた。聞き取りにくいインド英語に数日どっぷりだったから尚更、耳が喜んだ。
帰りはNH838(ニューデリー→羽田)。直行便。寝てたらあっという間だった。
羽田に到着後、なんか自分がインド臭いなと思った。
コインロッカーに預けっぱなしにしていた着替えを取って、シャワー*20 を浴びて、インドから持ってきた荷物を全て袋に密閉して詰めて、自宅に発送*21 した。その後の自宅までの移動が快適にできた。
感想
想定通り、衛生に対する意識の違い、文化の違いを感じることが多く、妻を置いて一人で行って正解だった*22 。僕は楽しかった。
またタイミングがあれば行きたい。次はもうちょっとのんびり行きたい。
朝のパハールガンジ周辺の路地。汚物が落ちていたり、食べ物のお店があったりする。ふらふらするだけで楽しかった。