香港とハノイ

SFC修行するにあたり、OKAタッチだけやるのも面白くないので海外便も乗ることにした。いま海外PP2倍キャンペーンやってるとはいえ、1〜2ヶ月前というそんなに前ではないタイミングでの予約のため基本的にPP単価は高くなるが、修行に対しちょっとくらいご褒美があってもええかなあと思いながらちょっとだけ海外行くことにした。

シンガポールに行くのが修行としては有名らしい。しかしながら自分が調べたタイミングかつ行けそうな旅程では全然いいのがなかった。ざっと調べて香港とハノイが良さそうだったからそれにした。ちなみに仕事は休まない前提で考えていたため、対面の打ち合わせ類が入っている日を避けつつ、旅行中にホテルからオンラインで打ち合わせも何回かするというあまりゆっくりできないスケジュールとなった。

香港

羽田の2タミからの国際線

最近できたばかりの羽田2タミの国際線エリアからの便だった。そのうちいろいろな会社が使うようになるらしいけど、現状ANAの朝の便のみらしく、空いていて快適ではあった。

ラウンジが少ないのは問題点かも。「POWER LOUNGE PREMIUM」ってやつがアメックスプラチナで入れたからよかった。朝飯として焼き魚定食をいただいた。美味かった。ビール、ワイン、日本酒に加えて、スピリッツ類も豊富で山崎や白州といった日本ウイスキーも飲み放題。シャワーも使えた。キレイだった。助かる。

次2タミ国際線来たときはSFC会員としてANAラウンジを使うぞ。

香港島観光

4時間くらい雲の上で機内食くったりぼ〜っとしてたりしたら、香港国際空港に到着。

すぐオクトパスカード買って、MTRの機場快線で香港島へ。

完全にノープランでふらふらほっつき歩いた。なんか適当に入った飯屋のエビワンタン麺が美味かった。

孫中山紀念館

坂を登った先にある、孫中山紀念館に行った。日本では孫文と呼ばれることの多い、中国国民党の設立者であり永久総理の孫中山さんの博物館。北京の共産党の干渉が日々高まる香港で、国民党の偉人を称える施設が存続しているのは興味深い。

施設の外壁になんかわざとらしく「熱烈慶祝 中華人民共和國成立七十四周年」とか書かれたやつが掲げられてて面白い。ちなみにこの掲示は香港域内でその後ほかの場所で見ることはなかったから、やっぱり何かしらの意図があるんだろうなあと邪推してしまう。

館の内部の展示については漢字表記からなんとなく意味を読み取れるとともに、殆どに英語の説明書きもあり、おおよその内容は理解できた。加えて、日本滞在時に日本語で書かれた婚約書みたいなやつがあってもちろんそれは原文を読めた。

そういえば地元(舞子)におんなじような施設(孫文記念館)あったなあ、またこんど行こうかと思った。

物価が高い

香港島の中心街はそこそこおしゃれかつ物価が高すぎる。日式おにぎり1個20香港ドル(400円くらい)みたいな店があって、驚きすぎて脱糞しかけた。

なんか脱力して、もっと物価安いエリアに行こうと思って、昼下がりに早々にMTRに乗って九龍半島へ向かった。

九龍半島側の尖沙咀も大概物価高いとは思うけど、北上していくと汚くて安いかんじだったから、以降もう香港島へ行くことはなかった…。

九龍半島

日も傾きかけていたため、ホテルにチェックインすることに。

ホテルといっても大層なものではなく、重慶大廈の安宿へ。安宿つっても1泊5000円くらいはした。本当に物価が高い。ペニンシュラシェラトン、インターコンチといったちゃんとしたホテルの相場をみたところ、一番安い部屋でも10万円は下らないかんじで、男ひとりのSFC修行ついでの宿としては割に合わないと思い安宿にした。

重慶大廈の安宿

治安が悪いとか散々書かれていたから結構覚悟はしていた。しかしながら最近改装されたらしく、"思ってたよりかは"キレイで治安がよかった。階段に屯している変な人なんていなくて、夜中ひとりで歩いても大丈夫だとおもう。とはいえエレベーターは混む。

expediaで予約したホテルにチェックインしようとしたところ、そこには誰もおらず、鍵のかかった扉に電話番号が書かれた紙だけが貼り付けられていた。データ通信のみのSIMしか持っていない人間としてはどうしようもなく、とりあえずその場に座ってぼーっとしてた。

15分くらいしたら、同じフロアの別の部屋に入居しているらしきオッちゃんが通りかかったから、声をかけてみた。事情を話すとにこやかにその紙に書かれた電話番号に電話してくれた。オッちゃんが電話口で何かしらべらべら、英語ではない言葉おそらく広東語で話したあと、「あと5分くらいで来るらしい」みたいなことを言って(five minutes しか聞き取れなかった)、お礼を言う間もなく颯爽とどこかへ行ってしまった。本当にありがとう名前も知らないオッちゃん。

その後、ふたたび座り込んでぼーっとしていたところ、5分を大幅にオーバーし、30分ちょい経った頃に南アジア系っぽいオバちゃんがきて、チェックインできた。予約画面と氏名の確認の後、鍵の開け方、クソボロいシャワーとトイレの使い方、チェックアウトのときは鍵を置いてそのまま出ていって良いこと等を教えてくれた。

expedia上には歯ブラシついてるって書いるけどと質問したら、奥に行って使い捨て歯ブラシをくれた。ドライヤーも書いてあるけどって言ったら、同じホテル内の別の部屋の前に言って、ノックと呼ぶには激しすぎる勢いでオバちゃんが扉を叩きだした。ホテルに1台しかドライヤーがないらしく、宿泊客間で使いまわし&先着順の様子。ふざけんな。シャワーめっちゃ汚いし、ここで浴びるのは諦めて、滞在中は佐敦にあるエニタイムフィットネスのシャワーを使うことを決めた。

滞在中、佐敦と旺角のエニタイムフィットネスに行った(写真は佐敦)。どっちもキレイなシャワールームがあった。日本とちがってシャンプーとボディーソープが常設されているのがポイント高い。

※エニタイムフィットネスは日本で普通に契約しているだけでも全世界で使えて便利!ありがとうエニタイムフィットネス!

やはりどこに行っても飯が高かった。安いのはコンビニのビールだけ。500mlのポカリが13香港ドルなのに同量の藍冰啤酒が11香港ドルってもうそれビール飲むしかないやん。

何も食わずにってのも微妙かなという気持ちもあり、少しは買食いはした。蛇のスープくったり、香港版の吉野家くったり。もちろん香港島の中心街よりかは安いお店いっぱいあるものの、日本の1.5~2倍くらいはする。

フルサービスのお店で飲茶なんてもうアホみたいなお値段で(飲茶は絶対日本で食ったほうが安くて美味くてサービスが良い)、いろいろ辟易して、セブイレでチルドのご飯やおつまみとビール買ってホテルで一人飲みした。香港セブイレのチルドのドリアみたいなやつが意外と旨くて良かった。各位おすすめ。

2日目の朝は、マクドをテイクアウト。香港限定の朝マックのマカロニスープ食った。二日酔いのときに飲みたくなる、やさしさたっぷりの薄味だった。

2日目の夜、高専時代の写真部の後輩2人と一緒に晩飯を食った。彼らは別日程で香港旅行をしていて、その夜だけ合流。

なんか適当なところで飲み食いした。鳩の丸焼き、非常に美味かった。

このあと、軽くバーでも行くか?ってことで、おしゃれなバーが集まるらしい諾士仏台に行ったが、シーシャいっぱいでダンスミュージックがズンドコ流れているお店だらけで、う〜んってなった。少なくとも「おしゃれ」ちゃうやろこの通りはという残念な気持ちになった。コンビニで酒とつまみを買って、公園(市政局百週年紀念花園)のベンチで飲んだ。ベンチのすぐそばにトイレがあって良かった。

香港国際空港

3日目の朝、物価の高さに辟易して、夕方の帰国便なのに早々に空港へ向かった。

空港ラウンジで乞食するのである。

プライオリティパス、アメックスプラチナ、ダイナースがあるから無敵。空港には5時間以上滞在し、いろんなラウンジをはしごした。

各ラウンジで香港っぽい料理をたらふく食えてよかった。ああ、お金を気にせず飲み食いできるってなんと素晴らしいんだろう。

ハノイ

その後しばらく経って、成田からベトナムハノイへ飛んだ。

成田国際空港

実は初めての成田空港。品川から成田エクスプレス乗ったらすぐだった。良いお値段するけど。

成田2タミ出国後、「IASS Superior Lounge 虚空 -KoCoo-」ってラウンジしか入れなかった。食事が本当にちょっとした「軽食」ってかんじだった…。次きたときは絶対ANAラウンジに行くからな!

深夜のノイバイ国際空港

現地時間23時にノイバイ国際空港に着いた。意外とお店は開いていた。夜食にバインミー食べた。

両替商もやってたから、財布にいれっぱなしだった香港ドルを両替しようとしたら、なんか拒否られた。古い紙幣だったらしい。まだまだ法定通貨やねんからええやろなんであかんねんと思いながら、日本円の千円札を出したら、これまた端っこが折れ曲がってるからとかいう難癖つけられてレート下げられた。意味わからん。ポケモンとか遊戯王のカードちゃうねんぞ、折れてても価値かわらんて。キレそうになりながら交渉を重ねるも決裂し、その日のうちに両替することは諦めた。(翌日、別のところで両替できた)

Grab

現地移動は主にGrabのタクシーを使った。空港からハノイ旧市街へは車のタクシー。普通のドイツ車で乗り心地も悪くなかった。1800円くらいだった。

そのあと、市街地内の細かい移動ではバイクタクシーを使ってみた。車に比べて圧倒的に安く、ジュース買うくらいの値段で乗れる。怖いけどチャレンジしてみた。結論として、めちゃくちゃ楽しかった。ベトナムで一人旅するひとは是非使ってみてほしい。異常な車間距離、すりぬけ、クラクションの連続、非常にエキサイティングだった。

観光

ホーチミン廟、くそでかいレーニンの像がある公園、軍事歴博物館とかにいった。

ホーチミン廟の周辺はすごい警備の人がたくさんいた。生け垣の上によじ登ろうとする南アジア系の観光客が警備の軍人さんにめっちゃキレられてた。

公園では、レーニン像があるそばでTikTokかなんか撮ってる白人の若い女性の観光客がいてウケた。

軍事歴博物館はみどころたくさん。ベトナム戦争時に撃墜したB-52が展示されていた。大迫力。

安直にバインミーくったり、フォーくったり、Cafe Giảng でエッグコーヒー飲んだりした。

香港と違って物価低くて助かった。

飯屋でメニューにコカ・コーラの瓶の写真が貼られていたけど、コーラを頼んだら缶ペプシが出てくる、適度ないい加減さも楽しめた。

ノイバイ国際空港

ANAのオンラインチェックインによるQRコードでの搭乗が非対応の空港で、チェックインカウンターで発券してもらう必要があるのだが、これがクソ並んだ。1時間は並んだ。最悪の気持ちになった。ビジネスクラス以上やSFC会員っぽい人たちは優先レーンでらくらくチェックインっぽかった。とてもつらかった。

保安検査&出国後のエリアにはプライオリティパスで入れるラウンジがあった。シャワーも待ち時間ほぼなしで借りれた。めちゃくちゃ快適だった。ベトナムっぽい料理やベトナムっぽいビールがたくさんあり大満足。ちなみにここもスターアライアンス ゴールドステータス(=SFC)でも入れるらしい。

結論

はやくSFCほしい。