石垣島でヤギ肉を食す

先日、石垣島に行ってきた。 石垣牛ジェラートといった定番どころを満喫しながらも、ヤギ(山羊)も食べてきた。

ヤギ肉は石垣島に限らず、南西諸島で広く食べる文化があるらしい。今まで沖縄本島には何度か行ったことがあるが、その時は見逃していたため、今回初めて食べることになった。

ヤギ汁

石垣の市街地にはかなりの数の居酒屋があるが、多くの店のメニューに「ヤギ汁」が存在するらしい。

何も考えずにふらっと入った居酒屋にて、「ヤギが食いたい?刺身は今日は仕入れてないけどヤギ汁ならある」と言われたためとりあえず注文した。「ヤギ刺しに比べてクセが強いけど大丈夫?」と確認されたが、臭い食べ物はわりと好きだから大丈夫と答えた。

かなり強い獣臭さがあった。ヤギは草食のはずなのにこんなにも臭うのか。

まずスープをすすった。臭いけどめちゃくちゃ美味しかった。

中の具も臭いけど美味しかった。正肉っぽい部位もあったけど、内蔵もかなりの量入ってた。だから臭さが強いのかと納得。牛のハチノスにそっくりの切れ端もあり、ヤギにもこういう部位があるのかと感動した。骨の髄もあって、非常に濃厚な味だった。

強烈な獣臭さで酒が進む。というか酒を飲まずにはいられない。

今まで猪、鹿、熊、ウサギ、カンガルーなど様々な動物の料理を食べてきたが、このヤギ汁はかつてないほど強烈だった。別ジャンルで同水準の料理を挙げるなら、強烈なドブ臭さが記憶に残っているコイ(鯉)の刺身(あらい)。

とりあえず臭くて旨い。でも「本なれ」や「くさや」といった発酵食品の臭さよりかは人を選ばないと思う。たぶん。

ヤギ刺し

ヤギ肉の生食、ヤギ刺しも存在する。ヤギ汁に比べて刺身のほうがクセは弱いらしい。臓物込みのヤギ汁よりもきれいに捌いている刺身のほうが臭さが少ないのは想像に難くない。

ヤギ刺しも島内で食べたかったが、ヤギ刺し置いているお店を探す時間がなかったため、買って帰ることにした。調べてみると、市街地と空港のあいだ辺りに無人販売を行っているお店があった。

goatfarm8.com

市街地からレンタカーを走らせ数分で着いた。

日曜日の午前中だったが、開いていた。営業時間の記載がどこにもないからやや不安だった。

なお、建物の隣にはのんびりメェメェと鳴く可愛いヤギたちがいた。美味しく大事に命をいただきます。

中は冷凍庫が並べられていて、自由に取って箱にお金を入れる方式。お釣りはないので千円札を多めに持っていく必要がある。

このときは、「やぎ刺し」「やぎユッケ」「レバ刺し」といったカット済で解凍したらそのまま食べることのできるものの他に、「業務用高級ヤギ刺しサク」も売っていた。

後ろの冷蔵庫には冷凍のヤギ汁もあった。

Googleマップのレビューを見ると、品揃えは定まっていないようで、日によっては睾丸も置いてあるらしい。食べてみたい。

コンビニででかい氷を買って持ってきていた保冷バッグに突っ込んで飛行機で持って帰った。ちなみに普通のヤギ刺しは石垣空港の1階の売店にも置いてあった。

帰宅後、早速解凍し食す。

写真奥が普通のヤギ刺し、手前がヤギのレバー刺し。

どちらも旨い。事前情報通り、ヤギ汁よりかははるかに臭みが少ない。多くの日本人はヤギ刺しなら美味しく食べることができると思う。ただレバ刺しについては他の牛とかのレバーが苦手ならこれも無理かも。

レバ刺し、牛のレバ刺しが好きだった人ならめちゃくちゃ美味しく感じると思う。厚生労働大臣によって禁止されているのが牛と豚のレバ刺しだけだからといって、他の動物のレバーの生食が牛と豚のそれに比べて安全ということは全く無いのだけど(例外として馬は安全性が高いとされている)、とにかく食わずにはいられない。

ちなみに石垣島の市街地には同じ業者さんがやっているヤギ肉の自動販売機がある。こちらにも生肉は普通のヤギ刺しのみ。レバ刺しは需要も供給も少ない様子。

ヤギのレバ刺し、また食べたい。

エコツーリズム

一度話は遠ざかるが、20年近く前から、「エコツーリズム」という概念が存在し、日本国政府も「エコツーリズム推進法」によってそれを推進している。

エコツーリズムとは、(一社)日本エコツーリズム協会によると

ecotourism.gr.jp

エコツーリズムとは

  1. 自然・歴史・文化など地域固有の資源を生かした観光を成立させること。

  2. 観光によってそれらの資源が損なわれることがないよう、適切な管理に基づく保護・保全をはかること。

  3. 地域資源の健全な存続による地域経済への波及効果が実現することをねらいとする、資源の保護+観光業の成立+地域振興の融合をめざす観光の考え方である。それにより、旅行者に魅力的な地域資源とのふれあいの機会が永続的に提供され、地域の暮らしが安定し、資源が守られていくことを目的とする。

ということらしい。

日本において「エコ」という言葉を使うと、第一に自然環境を守ろうみたいなイメージが先行しがちで、エコツーリズムの考え方にそれも含まれるから別に間違いではないのだけれど、エコツーリズムは「自然」のみならず「歴史」「文化」も「地域固有の資源」として守っていくという考え方となっている。

個人的によくある観光名所をただ回るだけの旅行には面白みを感じにくくなっているので、こういった歴史や文化を尊重し学んでいくことに重きを置きたいと思っている。

学ぶと行ってもそんなに堅苦しいものではなく、普段の生活で食べることはないが旅行先では昔から食べられているものを食べるというのも立派な「文化の尊重」になると考えている。

つまり、沖縄含む南西諸島を旅行する多くの人に、そういった観点で是非ヤギ料理を食べてほしいと思う。

国立科学博物館のクラウドファンディングについて

先日、国立科学博物館クラウドファンディングを行い、1億円という少なくない目標金額に対しわずか9時間で達成するという出来事がありました。

readyfor.jp

私も国立科学博物館の上野本館やつくば植物園には伺ったことがあり、館の社会的重要性がとても大きいものだと考えているため、まずは本件に対し賛辞や祝福の気持ちがあります。クラウドファンディングプロジェクトを進めた職員のみなさんや支援者のみなさん、大変素晴らしいと思います。また、目標達成おめでとうございます。

その上で、Twitter上で本件に関し様々な意見を目にしました。ざっくりと「こんな大切な施設なのに何故クラウドファンディングする必要がでるほど資金難なのだろうか」「国立ってことは霞が関の役人が悪いんだろう」みたいな論調のものが多かったように見えました。個人的には特定の中央省庁をバッシングしたくなる気持ちに対して一定の理解はあります。一方で、国立科学博物館とは、国立科学博物館の運営形態はどうなっているのか等について理解せず調べようともしないように見えて、闇雲に誰かを叩きたいだけで建設的な議論に発展しない意見が多く、非常に複雑な気持ちになりました。

国立科学博物館とは

国立科学博物館とは独立行政法人国立科学博物館によって運営されている博物館です。博物館法における分類では登録博物館ではなく指定施設となっていますが、一般的な日本語としての博物館に該当すると言っても差し支えはないでしょう。

本件について重要なのは、独立行政法人によって運営されているということです。「国立」とありますが、日本国政府が直接運営しているわけではありません。独立行政法人というものが設置母体であり、運営しているようです。

独立行政法人とは

ところで独立行政法人とは何なのでしょうか。

独立行政法人通則法を引くと、第二条第一項に定義がありました。

(前略) 「独立行政法人」とは、国民生活及び社会経済の安定等の公共上の見地から確実に実施されることが必要な事務及び事業であって、国が自ら主体となって直接に実施する必要のないもののうち、民間の主体に委ねた場合には必ずしも実施されないおそれがあるもの (中略) を効果的かつ効率的に行わせるため (中略) 設立される法人をいう。

国が直接やらなくていいけど民間に任せるのも微妙な事業を、効率的にやらせるための法人ということですね。

会計を独立させて、細かい用途について財務省にお伺いたてることなく柔軟な予算の組み方ができるというのが特徴です。

独立行政法人国立科学博物館の懐事情

そんな独立行政法人の詳細や実際の運用等については、総務省が公開している資料がわかりやすいです。

www.soumu.go.jp

独立行政法人の経常収益については、業務収益の他に運営費交付金というのがあります。というかそれが大きいです。これは、そもそも独立行政法人は儲かる事業をやるものではないから、運営費はそれなりに出しましょうというのが前述の独立行政法人通則法の第四十六条にあるからですね。

そんな運営費交付金の額は、おおむね前年度の会計を見ながら決められていることが、総務省の資料「独立行政法人の概要」から読み取れます。

https://www.soumu.go.jp/main_content/000385331.pdf

※上記資料9ページの「効率化係数」とやらに関しては微妙な気持ちになりますが……。

独立行政法人国立科学博物館に対して実際に過去にどれだけ運営費交付金が算定されているかは、国立科学博物館のホームページ上で丁寧に公開されています。また、損益計算書も公開されており、運営費交付金以外にどういった収益があるのかも確認できます。

www.kahaku.go.jp

この中で令和元年度から4年度までの運営費交付金を見てみると、

  • 令和元年度: 23億円
  • 令和2年度: 30億円
  • 令和3年度: 23億円
  • 令和4年度: 22億円

となっています。

令和2年に関しては例年より7億円程度増額されています。おそらく新型コロナウイルスの影響で入場料収入が減ることを見越してのことだったと考えるのですが、同資料から過去数年6~7億円程度だった入場料収入が1億円台まで減ってしまっていることを確認でき、結果として正しかったように見えます。

このように、運営費交付金は世の中の状況に応じて適切な額を算定しようという動きは少なからずあることがわかります。

資金的危機の原因

そこで、適切に算出されているであろう運営費交付金があるのに何故クラファンをすることになった、つまり資金が必要なのでしょうか。

冒頭でリンクを貼ったクラファンのページに理由が書かれています。

昨今のコロナ禍や光熱費、原材料費の高騰によって、資金的に大きな危機に晒されています。

一番頭の「コロナ禍」という事象については、前述の運営費交付金の増額でカバーされてそうに思えます。(とはいえ、入場料収入分の交付金の増額の実現については職員の皆さんがかなり苦労された結果だと思います。)

その次にある「光熱費」が今回のクラファンの要因としては大きいように察します。

国立科学博物館の光熱費

国立科学博物館の光熱費はどのように決まるのでしょうか。もちろん我々一般市民や営利目的の会社と同じく電力会社と契約するのですが、それら電力会社はどのように決められるのでしょうか。

平成19年に閣議決定された、「独立行政法人整理合理化計画の策定に係る基本方針」があり、独立行政法人がどのように契約を行うのかの方針も含まれています。「2.運営の徹底した効率化(独立行政法人の効率化)」内の「(3)随意契約の見直し」には以下のようにあります。

独立行政法人の契約は、原則として一般競争入札等(競争入札及び企画競争・公募をいい、競争性のない随意契約は含まない。以下同じ )によること

電力会社との契約に関しても原則に漏れないようで、実際に一般競争入札が行われているようです。競争入札まわりのデータを収集しているサービスにて調べてみると、上野の本館については「国立科学博物館上野地区で使用する電気契約電力(後略)」といった件名で毎年公告していることが確認できました。

過去の状況を見てみると、2020年までは東京電力エナジーパートナー株式会社が、2021年は株式会社エネットが、2022年はパワー株式会社が落札しています。2021年以降に落札している2業者は電力の小売全面自由化以降に参入したいわゆる新電力といわれる企業ですね。

ではそこで、直近の同様の2023年1月17日公告、同年3月22日開札の「国立科学博物館上野地区で使用する電気契約電力1,100kW予定使用電力量3,206,000kWh 」の結果を確認してみると、「不調」となっていました。不調とは、入札する企業が全くいなかったということです。電気仕入れ価格高騰により小売業は儲からないのでしょう。

どの電力小売業者とも契約できない場合どうなるのかというと、配電事業者(電力小売に対する元売り)から最終保障供給を受けることができます。これは電気事業法第二十条に定義されています。この最終保障供給を利用した際の金額は、経済産業大臣の認可の下各事業者が定める託送供給等約款にて決められています。

ちなみに、最終保障供給による契約価格は経済産業大臣が決めているわけですが、別に安いわけではなく、なんなら東電(の小売部門の会社)と契約するよりも約3割増と高額で、経済産業省もこの契約価格が高く苦しんでいるようです。

toyokeizai.net

燃料価格の高騰という純粋な発電コスト増を鑑み、それに応じた値上げを行政は認めざるを得ないようです。

独立行政法人はお金がなければどうすればいいのか

運営費交付金の算定時に考慮できていなかった高騰した電気代が払えない場合、独立行政法人はどうなるのでしょうか。

本件のようなクラファンについては一旦除いて考えてみます。

企業が必要経費を払えない場合、事業を停止し解散するか、可能である限り増資や借金等の資金調達を行います。

独立行政法人についても行政の許可を得て解散することができますが、電気代が払えないからという理由で解散した例は調べた限り見つかりませんでした。

では資金調達をします。独立行政法人は資本金という概念が無いため増資という選択肢はありませんが、借金はできます。通則法第四十五条より、国から短期借入金をすることができます。また、個別法を定めることにより、長期借入金および債権発行をすることができるようです。長期借入金および債権発行についての実例は調べてもあまりでてこなかったので、おそらく短期借入金をして次年度の運営費交付金を増やして消す感じの運用がベースだと解釈しました。

短期借入金をするにあたり、主務大臣の認可が必要です。さらに、その際主務大臣は財務大臣と協議する必要があります(通則法第六十七条)。法文には行政主体の長として大臣と書いてありますが、実際にそのへんの細かい判断や省間の協議といった実務を行うのは省庁の職員の皆さんなんでしょう。

つまりもし国立科学博物館が短期借入金をするのであれば、文科省の人に話をしに行って、もし文科省の人がそれを認可する方針で動くのであれば文科省の人が財務省に赴き、財務省の廊下で長時間待たされるやつ(最近減ったと聞くけど)をやるのかなあと想像します。

もしクラファンせず短期借入金をするとどうなるのか

完全に「もし」の話なので、想像ですが、電気代の高騰による短期借入金については、財務省も協議に応じ、文科省は認可してくれると考えます。電気代は払えると思います。一方で、翌年度の運営費交付金の増額についてはなかなか苦戦するかもしれません。文科省財務省から、「電気代払えないなら事業縮小するしかない」と言われるかもしれません。

こういった話が進む可能性は少しでも避けたいのではないでしょうか。そこで、独自に資金を調達するクラファンという選択をするのは、十分に合理性があると思います。

実際の話として

「もし」の話で、短期借入金をするとどうなるのかを書きましたが、あくまで仮定の想像です。電気代の高騰による国立科学博物館の資金的危機に対して行政がどのような反応をしたのかについては、少なくとも今の所は公開されていません。

もちろん、既存の似たような独立行政法人の現状、たとえば国立大学まわりの行政を見ていると、なんとなく悪い想像はしてしまいます。

ただそれだけで本件を行政や政治の問題と紐付けネガキャンをするのはやや理解し難いですね。

来年以降、電気代高騰に応じて運営費交付金の増額がなされることを願っていますし、国民みんなで注視し、そこから場合によっては政治的問題として議論を発展させるのが適切だと思います。

個人的には、電気代高騰は原発に関する諸々が良くないと考えています。東電も早く原発再稼働や新規建設を進めてほしいと思っています。ただこれはより一般的な話で、本件からはやや逸れますね。

最後に

国立科学博物館はとてもすばらしいものです。また今回のクラファンはバックヤードツアーや体験学習など魅力的かつ科学技術の振興に意義の大きい返礼品が多く、資金調達にとどまらない効果があったと思います。

「行政や政治の問題で資金難になったからクラファン」みたいなネガティブな捉え方はせずに、資金調達もできる新しい活動方法として見ていきたいです。一方で博物館の類は金銭的余裕の無い人も利用しやすいものであってほしいので、適切な運営費交付金の算定を求めます。

あと、地方公共団体の運営している全国にある自然科学系の博物館についても多くの人に目を向けてほしいなあと思います。

私の幼少期の思い出深い神戸市立青少年科学館(これまた資金のためにネーミングライツ制度を実施し「バンドー神戸青少年科学館」)や明石市立天文科学館が、今後の人口減による税収減に直面しても持続可能な事業活動を行っていくにはどうすればいいのかとよく考えます。

おわり。

富士山に登った

2023年7月27日~同28日にかけて、富士山に登った。

吉田ルートにて、1日目(7/27)の昼から登り始めて山小屋で一泊して、2日目(7/28)に頂上到着後、下山。下山後は河口湖駅周辺で一泊後、解散。

参加者

高専時代の写真部のメンバーで登った。

僕の1つ下の代のNくん、Tくん、Iくん、3つ上のOさん、そして自分の計5人。

写真部OBの近い世代が入っていて雑に飲み会開催するDMグループがあり、その中でNくんが発案し、都合よさそうな他4人が乗っかった形。

Nくんは栃木県、Tくんは埼玉県、Iくんは愛知県、Oさんは兵庫県、自分は東京都在住。

いいだしっぺのNくんは体力に自信があるのか、当初「下山後は富士急ハイランド行って絶叫マシン乗りましょう」などと言っていた。

集合

それぞれ居住地がバラバラなこともあり、12時にスバルライン五合目に現地集合としていた。

少し早く11時前には何人か着いていたため、五合目にいくつかあるレストランの一つで食事をしたり寛いでいた。

舗装された道路が通っており自家用車やバスで来れるかつレストラン等立派な建物が何個もあるため、平地と同じように感じてしまう。ただやはり標高2300m地点ということでそれなりに山奥で、水道が通っていない様子でトイレは有料だった。

保全協力金とやらを1000円払って、5人揃って出発した。

登り始め

最初は全員めっちゃ余裕こきながら登ってた。

幸い天気も良く、景色を眺めながら楽しく登れた。

あれが山中湖でこれが河口湖か〜みたいな話をしていた。

六合目を過ぎてから少し経ってからは少し傾斜がきつくなってきていた。そこでNくんがバテ気味になっていた。日頃の運動不足だと思う。「下山後富士急ハイランド行きましょう」とか言ってたあの元気はどこにいったのやら。

急いで呼吸が荒くなって高山病になってもしかたがないので、のんびり登っていった。

山小屋

七合目の山小屋、「日の出館」を予約していた。

当初の予定より少しだけ遅れてしまったものの、無事15時過ぎには到着した。

疲労もあってか既にお腹ペコペコだったため到着後すぐにラーメンを食べた。

安っぽいプラ容器に麺と気持ち程度の魚肉ソーセージとメンマと海苔。そんなに良いモノではないけど、山の上ということもあってめちゃくちゃ美味しく感じた。

食事後は夜22時くらいまで仮眠の予定。高地順応のためにも一旦ゆっくりする。

めちゃくちゃ狭くて、他のお客さんとの間に仕切りもなく、なかなか寝るのに難儀する環境だった。

自分はアイマスクと耳栓を持ってきていたため、2,3時間くらいは寝ることができた。途中で目が覚めてからは寝付けなかった。とにかく他のお客さんがうるさかった。夕方以降にやってきてワイワイガヤガヤ楽しそうに食事をしている人たちが多く、山小屋の人も一切注意する気配がないどころかさらに大声で「明日XX時に起こしますからね〜」みたいなこと叫んでいた。環境適応力を試される場所だった。

うるさいのもあったが、人口密度が高く酸素が薄かった。若干息が苦しくなってきて高山病か?と思ったけどトイレしに一旦外の空気を吸ったら全然違った。

予定より早く(というか居心地悪くて寝れないから)21時には山小屋を出た。

七合目〜八合目

山小屋でてすぐ、急な岩場になった。

酸素もそれなりに薄くっていきつつあった。それなりに肺活量には自信があったが、心拍数の上昇を実感した。

一番年長のOさんがここでリタイアした。「二日酔いみたいな頭痛がある」とのことだった。一緒に頂上まで行けないのは残念だったけど、無理してもっとよくない事態になっても仕方がないので、やむを得ずここで一旦お別れ。さっきの山小屋まで戻って夜明けを待ってから下山するから五合目でまた合流しようということになった。

また、Nくんも高山病というほどでもないが体力的にしんどいということだったので、彼の2Lペットボトルを僕が代わりに頂上まで持っていってあげることになった。

高山病にならないように、かなりゆっくり、休憩をこまめに挟みながら登った。予定より早く山小屋を出た結果として「ご来光を山頂で拝む」目標まではまだまだ時間的余裕があった。

ふと上を見上げると、めちゃくちゃ綺麗な星空だった。

休憩しつつぼ〜っと星空を眺めていたら流れ星を何度も見ることができた。大気が薄いから普段見えない流れ星もよく見えるのだろうか。人生でこんなにしっかり流れ星を見たこと自体初めてで、かなり感動した。

下を向いても地平線沿いにほんのり明るくなっておりなかなか幻想的だった。地平線の丸みがはっきりわかる様子を見て地球ってほんまに丸いんや…とアホみたいなこと考えてた。

本八合目から頂上

本八合目を過ぎたあたりから、登山者の密度が高くなっており、上を見上げるとヘッドライトの明かりが列になって見えた。

ラスト九合目に差し掛かった頃にはもう渋滞状態で、前のグループに続いてゆっくりゆっくり登っていた。

その頃にはもう夜明けが近づいており、ほんのり明るかった。

(このへんぜんぜんピント合ってない…)

息も苦しく疲労がたまってきていたけど、暫く無心で登っていったら吉田ルート頂上の久須志神社の鳥居が見えてきた。

お鉢めぐり

頂上に着いたらちょうど日の出のタイミングだった。天気もよく、綺麗に見れた。

富士山は各ルート毎に「頂上」があり、その複数ある頂上のある火口の周りをぐるっと一周回る「お鉢めぐり」をした。

Nくんはもう死にそうな表情だったので、彼は山小屋で休憩することにして、TくんIくんと自分の3人で行った。

お鉢めぐりの途中も朝焼けが綺麗だった。

同じ頂上とはいえそれなりにアップダウンのある道を時計回りに歩いていくと、郵便局や神社等がある富士宮ルートの頂上に着いた。

五合目の郵便局で買ったポストカードをここで投函した。「富士山頂」郵便局の消印を押してもらえるらしい。届くのが楽しみ。

さらに歩いていくと、最高峰の剣ヶ峰にたどり着いた。

写真撮影に時間をかける人が多いからか、剣ヶ峰を登っていく行列がすごい長かった。20分くらい並んだと思う。この並んでいる間に横風がそれなりに吹いてきていて寒かった。真夏だけど5℃くらいではなかろうか。とにかくじっと止まって並んでいるのが苦行だった。

基本的には晴れてたのに、剣ヶ峰で記念撮影するときだけガスってて悲しい…。

比較的体力のあった3人もこのころにはヘトヘトだった。

剣ヶ峰を降りた後、さらに時計回りに歩くと元いた吉田ルート頂上に戻った。

ここで下山前の最後の休憩ということで、山小屋で牛丼食べた。

1500円となかなかのお値段だった。しかしとにかく旨く感じた。富士山頂で食うと何食っても旨いと思う。

5合目まで下山

登山は頂上に登ったら終わりではなく、下山する必要がある。

少なくともバスの発着している五合目までは歩いて下山することになる。

この下山が非常にきつかった。

大きい石がゴロゴロしている砂利道をひたすら下っていく。景色は代わり映えしないし、ゆっくり休憩できる場所も少ない。砂埃が舞うから全身ドロドロになる。眼鏡やサングラスしていても目に入ってきて痛い。

下山中、脚が若干痙攣していた。ハムストリングを痛めたと思う。下山後3日たった今でも痛む。

最後、六合目から五合目までは若干上り坂になっており、へばり気味のNくんの歩みが止まる直前になってしまっており、彼の荷物すべてをIくんが持ってあげていた。

満身創痍で五合目到着。すっかり日も登って12時前。途中で離脱したOさんとも合流。

なにはともあれ5人全員無事に帰ってこれた。

5合目からバスに乗って河口湖駅へ。

河口湖駅すぐそばのボロいホテルに泊まった。5人1部屋雑魚寝。でも10畳ある部屋で、ちゃんとした布団で、別途大浴場もある。酸素も十分ある。

チェックイン後すぐみんなでいっしょにお風呂に入った。最高に気持ちよかった。

風呂上がりにはコンビニで買った酒で乾杯。

登山は登山後の乾杯のためだけにあると言っても過言ではない。

そのあと1時間くらい昼寝して周辺の居酒屋行ったりまた部屋で飲んだりした。楽しかった。疲労もあって日付変わる前には就寝。

翌朝、なんやかんやで新宿に行くとのことで、5人揃って富士急、JR(特急かいじ)に乗った後、新宿で解散。

最後に

富士登山、頂上に登ったときは感動というより「もう疲れた」「はやく帰りたい」といった感情が強かった。剣ヶ峰登ったときも「ノルマ達成」という文字列が頭の中に浮かび上がった。それよりも途中見た星空や夜景が思い出深い。

なお、新宿で解散したあとの自分の動きとして、一旦家に帰ったもののシャワー浴びる程度ですぐに別の荷物を持ち直して家を出て、新幹線に乗って京都に行って夜まで遊んだ後神戸の実家に行った。これめちゃくちゃしんどかったので、今後は登山後は何もせず家で1日体を休ませるスケジュールにしたい。

追記

一週間くらい経った8/3(木)に、山頂で投函したポストカードが配達されていた。東京と神戸どちらも同日に着いた。

ちゃんと登った日付で、「富士山頂」と書かれた消印が押されている。

それといってお土産買ったりはしなかったけど、これがいい記念品になった。

那須どうぶつ王国

東京から東北自動車道を走って栃木県にある那須どうぶつ王国に行ってきた。

www.nasu-oukoku.com

最寄りの高速道路インターチェンジにサービスエリアがひっついてるやつ(那須高原スマートIC/那須高原SA)だったから寄ってみたら、ちょっと安い前売り券売ってたから買った。

通常2600円のところ2200円だった。

ちなみにここのSA、SA内からICに出ることはできなくて、IC出た後に外からSAに入る方式だった。一般道から入れるSAあるんや〜って感心したけど、その道がめっちゃ細いし草木がせり出してて運転しながらこれほんまに大丈夫なんかと焦った。

到着。

高速のICから地味に遠かった気がする。なかなか見通しが悪い峠道で、さらに雨降ってて霧が濃かったから昼なのにずっとハイビーム出してた。平日だったからか道空いてて対抗車少なくて助かった。

プレーリードッグ

ふわふわで白いでかい犬(たぶんシロオオカミ)

でかい猫 (たぶんヒョウ)

ぶさかわな猫(たぶんマヌルネコ

かわいいケープペンギンたち

だらっとしてるレッサーパンダ

那須どうぶつ王国のマスコットキャラクター「おいでナスくん」

blog.goo.ne.jp


私立の動物園ということで入園料は安くはない。しかし十分満足できる内容だった。

一部を除いてほとんどの展示スペースの前には屋根があり、かなり快適な雨の日のお出かけだった。

姉妹園の「神戸どうぶつ王国」ってやつが地元近くにあるのは前から知っていたがなんやかんやで行ったこと無いからこんどいってみようかな。

ちなみに「那須どうぶつ王国」も「神戸どうぶつ王国」も、兵庫県神崎郡(めっちゃ田舎!)に本店を置く「株式会社アニマルエスコートサービス」って会社のグループ(どういう資本関係なのかは公開されてなかった)らしい。

a-es.jp

脱線するけど、動物園ってどう見ても配当ガンガン出せる事業ではなさそうなのに一般社団法人ではなく株式会社にしてるのは何故なのかちょっと気になる…。


高速ICが近い自宅からでも片道3時間かかった。運転でなかなか疲れた。東京から那須高原へ日帰りは少し狂っていたと思う。

次に那須高原行くときはせめて一泊してゆっくりしたい。

コストコ

今年の1月、なんとなく川崎にあるコストコにいって、会員になってみた。

Webの入会フォームにいろいろ情報記入したのち、店舗で顔写真撮影、カード受取、年会費支払といった流れだった。

このWebのフォームの内容がなかなか謎だった。「最寄り店舗」みたいな項目があって、どの店舗が自宅からの最寄りか知らない分からない状態だったので、一番上にあった北海道の店舗を選択したけど、特に指摘されることもなかった。どこにどんな店舗があるかなんて入会する人が網羅しとるわけないやろ。

特に欲しい物があったわけではなく、店内をうろついてみたけど特に物欲が湧くこともなく、カートスカスカで会計した。

ドレッシング、押し麦、カビキラー、車拭くやつ、以上計4品。


そもそもコストコには独身男性が一人で行くものではない、ということが分かった。 3月、同じく川崎のコストコに彼女さんと一緒に行った。

パン、酒、おつまみ類を買った。

ペットボトルの焼酎が結構安いということが分かってよかった。

あとエビいっぱいはいってるやつ、旨い。


4月、木更津のコストコに行った。

シーザーサラダ、旨いけどクルトンでかすぎて口の中パサパサになった。

フードコートのハンバーガーたべてみた。

なかなかのボリュームだった。

ハンバーガーに加えてホットドッグも食べたら腹がパンパンになった。


GWには前にも書いたけど多摩境のコストコに行った。

このとき買ったクソデカすりおろしニンニク、消費するのになかなか苦労した。

にんにく大好きやけど、しばらくええかな…。


あとは一昨日、川崎のコストコに行った。

酒、お菓子、アボカド。

アボカド、醤油垂らして酒のアテにすると非常に良い。


RX-8のトランク容量は290Lと意外とでかく、コストコに買い物に行っても困らない。

マツダロードスターとかS660とかの小型オープンカー買おうと思ってたときもあったけど、ちゃんと荷物積める車はやっぱり便利だなあとしみじみ思う。

最近行った博物館とか

「博物館」という言葉を市井の日本人が耳にしたとき、小学校や中学校の科目で言うと社会科に関する資料を展示してたりする施設をまず思い浮かぶと思う。展示物が美術品であれば美術館、動物がいるのは動物園、海の生き物は水族館、科学中心だと科学館、といったかんじでそれぞれ別の言葉があるから、それ以外のもの、特に社会科に関するものが博物館といったイメージが強いと思う。

一方で、日本において博物館を定義している法令の一つ、博物館法第2条によると、博物館とは「歴史、芸術、民俗、産業、自然科学等に関する資料を収集し、保管(育成を含む。以下同じ。)し、展示して教育的配慮の下に一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーション等に資するために必要な事業を行い、併せてこれらの資料に関する調査研究をすることを目的とする機関」であり、図書館以外で、かつ所定の登録を受けたものをいうとされている。

つまり、「博物館」には美術館も動物園も水族館も科学館も含まれると言える。ふしぎ。

とはいえこの定義は日本国内のものであるし、例えば海の向こうの言葉である英語での定義について考えてみると、「博物館、記念館、美術館、展示館」をまとめて意味する「museum」といった単語があり、そして動物園のみを意味する「zoo」、水族館のみを意味する「aquarium」といった言葉がある(Weblio英和辞典より)。個人的には英語のこの区分けはけっこうしっくりくるかも。

前置きが長くなったけど、最近(昨年から現在にかけて)行ったmuseum、つまり博物館や美術館などについて書く。

なお、博物館法では、指定の条件全てを満たした正真正銘の「登録博物館」と、条件はクリアできないが博物館相当であると行政に指定された「博物館に相当する施設(指定施設)」、そしてその二つのどちらでもないもの(「博物館類似施設」と呼ばれることが多い)の3つに分類される。それについても少し触れる。

行った順で書く。

大阪歴史博物館

www.mus-his.city.osaka.jp

訪問した2022年3月当時は大学の在籍中だった(その3月に卒業だった)けど、学生証持ってくるの忘れたから個人一般料金でチケット購入した。

谷町四丁目にある。

設置者は大阪市。登録博物館。

古代〜近現代の大阪の歴史を広く知ることができた。面白かった。

龍谷ミュージアム

museum.ryukoku.ac.jp

前の大学で最後に使った学生料金。

龍谷大学のキャンパスのすぐそばにある。仕事での出先の近くで、ちょっと時間あったから寄った。

設置者はたぶん学校法人龍谷大学

余談ながら、前述の博物館法において、以前博物館を設置できる団体の種類が定められていて、そこには学校法人が含まれておらず、龍谷ミュージアムは「博物館に相当する施設」とされている(京都市教育委員会が平成29年3月28日に指定)。しかしながら、博物館法の今年4月1日施行の改正(令和4年法律第24号)によってその要件が無くなったため、今後「登録博物館」となる可能性がある。

仏教の伝来についての展示と、あと収蔵してるありがたみのありそうな仏像とか曼荼羅とかがたくさんあった。仏教よくわかってへんけど、曼荼羅はなんかかっこいいから見てて楽しい。

とはいえ、ある程度仏教というか浄土真宗本願寺派について勉強してから行ったほうがよかったかも…。

物流博物館

www.lmuse.or.jp

品川駅から坂を登った高輪の住宅街にある博物館。

設置者は公益財団法人利用運送振興会。もともと日通の社内史料室みたいなかんじだったらしいけど、それを拡張して、建物も専用のところに移して、公益財団法人を作って、正式に登録博物館としたっぽい。設置に至る熱量がすごくて、日通の担当者さんをとても尊敬する。

中の資料も殆どが日通所有のものっぽい。

物流の歴史や現在について学ぶことができる。

品川駅の反対側にあるヤマト運輸の類似施設に比べたらちょっと古くて規模は小さいけど、味があってちゃんと「博物館」していて良かった。

食とくらしの小さな博物館

www.ajinomoto.co.jp

物流博物館からちょい北の同じく高輪エリアにある。

味の素の研修センターの一部が無料一般開放されている雰囲気。博物館と名称にあるが博物館法上の博物館ではなく博物館類似施設。

小さいながらも中は綺麗で、味の素社の歴史を軸に、日本の近世以降の食文化の歴史を学ぶことができる。

田辺城資料館

www.city.maizuru.kyoto.jp

京都府舞鶴市、西舞鶴にある城跡内の資料館。

舞鶴といえば東舞鶴の明治以来の軍港や赤レンガ倉庫が有名だが、西舞鶴は16世紀からこの田辺城があって城下町が賑わっていたらしい。

そんな舞鶴の側面を知れることができた。

国立東京博物館

www.tnm.jp

上野公園にある国立博物館

設置者は独立行政法人国立文化財機構。同機構の「国立博物館」は4つあり、そのうちの1つ。ちなみに東京のほかは京都、奈良、九州。

国立博物館ってことで、現代日本中央政府が指導する教科書にのってるような歴史に沿った展示であるということができるし、そういった教科書に載ってるような有名な史料の原本を見ることができる。たのしい。

国立民族学博物館

www.minpaku.ac.jp

吹田の万博記念公園にある。

設置者は大学共同利用機関法人人間文化研究機構

世界のいろいろな民族についての収集品について見ることができる。じっくりちゃんと映像も全部見ようと思ったら丸1日はかかる。でかい。多い。

今回挙げる博物館の中で、あえて一番を挙げるならここ。あらゆる人に両手放しでお勧めできる。

日本郵船歴史博物館

museum.nyk.com

現在休館中

横浜の桜木町やら関内やら赤レンガ倉庫とかのそのへんにある。

日本郵船社の企業内博物館。ここも博物館と名はつくが博物館類似施設にあたる。

今年3月いっぱいで休館になるとのことで、駆け込みで行った。建物のメンテナンスがあるから休館になるらしい。

日本郵船の歴史を中心に、日本の貿易についての歴史について展示されていた。

海上保安資料館 横浜館

https://www.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/kouhou/jcgm_yokohama/

横浜の赤レンガ倉庫のあたりにある。

海上保安庁の資料館。

2001年に海上保安庁が交戦した北朝鮮の不審船が展示されている。

インターネット上では「初デートで行くべきではないスポット」として有名だが、個人的には別にいいのではないかと思う。サラっと見るなら10~20分くらいで回れる内容。

九州国立博物館

www.kyuhaku.jp

太宰府にある、国立博物館

設置者は東京国立博物館と同じく、独立行政法人国立文化財機構

東京国立博物館に比べて、やや九州・沖縄といった西日本寄りな展示内容。とはいえ日本の歴史を幅広く学べる内容。福岡県に所在するということもあり、アジア圏を中心とした海外との繋がりについての内容も多め。

大阪市立住まいのミュージアム

www.osaka-angenet.jp

愛称は「大阪くらしの今昔館」

天六にある。

設置者はおそらく大阪市。博物館に相当する施設(指定施設)。

近世〜現代にかけての大阪の歴史を、住宅に焦点を当てて展示してある。

中に江戸時代の大阪の街を実物大で再現しているフロアがあって、写真撮ったりできて楽しかった。

大阪市、何気にこういう公立博物館を何個も設置していて素晴らしいと感じる。首長や市議会にムダ扱いされて削減されませんようにと願いながら、学生料金で入場券を買った。

三井記念美術館

www.mitsui-museum.jp

東京の日本橋あたりにある。

設置者は公益財団法人三井文庫。登録博物館。

三井財閥の三井家が所有する史料を所蔵する美術館ではあるが、常設展はなく企画展のみで、所蔵品の全容はよくわからなかった。

館の入居している建物が重要文化財指定されている三井本館であり、その建物に損傷を与えないように展示を行っている点が良かった。

まとめ

去年〜現在は一人で田舎をぷらぷらする感じの旅行をあんまりしなかったため、東京や大阪等の大都市の近くが多かった。

一昨年(2021年)に行った田舎の博物館まとめも忘れないうちに書き残したくもある。

2023年のGWまとめ

2023年、春の大型連休(これは官公庁のホームページやNHKの放送など公共性の高い媒体で使われる呼び方で、口頭の会話ではゴールデンウィークと呼ぶことが多い)まとめ

※食べ物の感想は考えるのが面倒くさいけど何も書かないのは食べ物に失礼であるため全て「おいしかった」とする。

4/29

東京都世田谷区にある、等々力渓谷に行った。東京23区内で唯一の渓谷らしい。

www.city.setagaya.lg.jp

住宅街のなかにちょろっとある程度と思ってたけど、想像以上にしっかり「渓谷」だった。草木が生い茂ってて水が流れていた。

天気もよくまだ4月とは思えないほど暖かい日だったけど、緑の下は涼しくて気持ちよかった。

渓谷公園内にちょっとしたお茶ができるところがあったから、休憩がてら冷たいおしることラムネをいただいた。

おいしかった。

4/30

仕事の用事があるため新幹線に乗って京都へ。

朝ごはんとして、新幹線内でJR東海パッセンジャーズの筍の駅弁を食べる。

おいしかった。

仕事の用事の合間、お昼ごはんは堀川五条の魁力屋へ。

www.kairikiya.co.jp

期間限定メニューあったから食べた。

おいしかった。

夜は神戸の垂水の実家に帰った。

5/1

GWの中日で、平日。

ちょっとこれも半分仕事みたいな用事があって、母校(中退してるけど)に行った。

めっちゃ久々に学園都市に行った。

母校の生協食堂でお昼(おいしかった)たべたり、先生方とお話したり、学生相手にいろいろ喋ったり、うろちょろしたりしてた。

5/2

GWで唯一予定決めていない日だった。

実家で仕事してた。よくよく考えたら月初の第2営業日なので、請求書発行したりなんかいろいろやってた。

でも実家の畳の部屋でゴロゴロするのが気持ちよくて、無限に昼寝したりした。簾越しのおひさまが気持ちよかった。次引っ越すときはやっぱ畳の部屋ほしいなあと思った。

実家でゴロゴロした一日だった。

5/3

鶴橋で焼肉たべた。

tabelog.com

おいしかった。

そのあと大阪城公園に行った。

最近できたミライザっていう建物で、いまコナンのコラボのなにかがやってるらしいと聞いて、いってみた。

www.atpress.ne.jp

なんかたべた。

おいしかった。

そのあと天六にある「大阪くらしの今昔館」に行った。

www.osaka-angenet.jp

学生300円という安さのわりに見どころが結構あってじっくり見て回ったら1時間はかかった。

なかに江戸時代の町並みを実物大で再現したエリアがあって、インスタ映え狙うのに良さそうだった。

日が暮れたら新幹線に乗って品川の自宅へ向かった。

5/4

仕事の用事があり、高田馬場に行っていた。

仕事の合間に、お昼は家系ラーメンを食べた。

tabelog.com

おいしかった。

5/5

立川に住んでいる友達の家に遊びに行った。

車で行った。

途中で町田にあるコストコに寄った。

https://www.costco.co.jp/store-finder/Tamasakai

なんかいろいろ買った。

友達の家で、お酒飲みながらハイローラーとかシュリンプカクテルとか食べた。おいしかった。

お酒飲んだから友達の家に泊まった。

5/6

昼になると道路が混むだろうから、早々に家に帰った。GWとはいえ早朝の首都高は空いていて快適だった。

家に帰ってだらだら仕事して、お昼すぎにお腹が空いたから、最近五反田駅前に新しくできたマクドに行った。

prtimes.jp

最近できたばかりということもあり、中は綺麗だった。

チキンタツタとか食べた。おいしかった。

5/7

車に乗って、横浜の鶴見区ニトリとか業務スーパーとかはま寿司とかに行った。

ニトリでみじん切りするやつ(「ぶんぶんチョッパー」の類似製品)を買った。

どこの駐車場もぼちぼち混んでて、良い駐車の練習になった。

総括

自宅(品川)界隈と乗り換えを除くと

堀川五条(京都)、垂水(神戸)、学園都市(神戸)、鶴橋(大阪)、大阪城公園(大阪)、天神橋筋六丁目(大阪)、高田馬場(東京)、立川(東京)、鶴見(横浜) に行ったGWだった。